■横田基地について
国の防衛や安全保障に関することは、国の専管事項ですが、だからこそ、基地の存在に起因するさまざまな問題は、基地周辺住民だけが犠牲になるのではなく、広く国民全体の問題として捉え、国が責任を持ってその対策に万全を期すべきであるという考えに変わりはありません。
昨年の11月20日には、熊川児童館に米軍の主降下傘(しゅこうかさん)および誘導傘(ゆうどうさん)が落下する事故が発生しました。事故発生に関する情報が米軍側から一切提供されていなかったことや許可なく市公共施設の敷地内に侵入していたことなどに対し、市単独で抗議を行ったほか、都や基地周辺5市1町でも連携して要請を行いましたが、私も防衛省に赴(おもむ)き、防衛大臣に市民が非常に不安を感じていることを直接申し入れしました。
市民の安心には情報が重要であると考えています。今後も、迅速かつ丁寧な情報提供を国および米軍に対し、強く求めていきます。
■令和8年度主要施策紹介
◆重要施策
令和7年11月に作成した「福生市総合計画(第5期)前期基本計画施策検証報告書」で明らかとなった課題などを踏まえ、令和8年度の重要施策を決定しました。
◇施設の老朽化への対応
老朽化の進む公共施設の更新や長寿命化などを検討し、施設保全・改修計画を推進していきます。また、令和7年度「福生市立学校在り方検討委員会」がまとめた「福生市立学校再編に向けた23の提言」を参考に、教育委員会と連携し、学校再編基本構想の策定等、公共施設の再編に取り組みます。
◇安定的で質の高い行政運営に向けて
質の高い行政サービスの維持、提供体制の確保のため、福生市・羽村市・あきる野市と、本市と包括連携協定を締結している「TOPPAN株式会社」とが連携して、行政事務処理の共同化に関する検討会を立ち上げます。
◇効率的で利用しやすい行政サービスを目指して
多様化・複雑化するニーズに対応するため、窓口や手続の在り方を見直すフロントヤード改革を推進し、市民の利便性向上と職員の業務効率化を実現します。
◇物価高騰への対応
7月以降に、全市民を対象に販売を行う「プレミアム付商品券事業」および65歳以上の方へ1万円分の商品券を配布する「シニアお買物券配布事業」を3年ぶりに実施します。
◇福生駅西口地区市街地再開発事業について
資材価格の高騰や労務単価の上昇など、さまざまな課題がありますが、福生の顔にふさわしい魅力的な市街地を駅前に形成するという都市環境整備に資する事業であることから、引き続き、再開発準備組合に対する支援を行っていきます。
◇外国人住民の増加への対応
市の外国人比率は令和8年2月には約9%になり、人数も増加しています。ごみや資源の分別方法について、撮影した写真画像から18言語で案内する機能を備え、適正な分別や処理手順を案内することができる「福生ごみナビ」の本格運用を開始し、ごみの減量や資源化も促進していきます。
◆その他の主な施策
◇市公式ホームページの改修
トップページを刷新するとともに、検索効率と視認性を高める機能を追加して、利用者の利便性の向上を図ります。
◇災害対応力の向上
災害対策本部運営訓練において、災害対応に精通した専門事業者による外部評価や助言を取り入れた訓練を実施します。
◇国民健康保険の財政健全化
保険税率の改定や保健事業、収納対策の強化により国民健康保険財政の健全化を進めます。
◇観光施策の更なる推進・強化
一般社団法人化した福生市観光協会への支援を強化し、観光施策のさらなる推進・強化を図っていきます。
◇高齢者のフレイル予防
利用者の参加意欲の向上や継続性を高めるために、ポイント付与機能を有するフレイル対策サポートアプリを導入し、高齢者のフレイル予防を推進していきます。
◇学童クラブ新設準備
福生第四小学校へ新たに学童クラブを設置するための工事や物品の購入を行い、令和9年4月からの事業開始に向けた整備を実施します。
◇空家等認定審査会の設置
適切に管理されていない管理不全空家等や、倒壊などの危険性がある特定空家等の認定を行う際の諮問(しもん)機関として、「福生市空家等認定審査会」を新たに設置します。
◇各公共施設の整備
福生野球場の全面人工芝化や中央体育館の空調設備設置等の改良工事、松林会館・白梅会館のバリアフリー化および市民会館の長寿命化改良工事に向けた設計の実施を行います。
◇教育施策の推進
中学校では行政主導の地域クラブによる「部活動の地域展開」、小学校では、新たな日本語学級および自閉症・情緒障害特別支援学級の新設準備などに取り組んでいきます。
■結びに
令和8年は、私が初めて市長に就任いたしました平成20年生まれの「ふっさっ子」が18歳となり、有権者として初めて「まちづくり」に参画する年に当たり、積み重ねてまいった日々の重みを痛感するところであります。
多くの方々に支えられながら、さまざまな行政課題に立ち向かってきたことに思いをいたし、今一度初心に立ち返り、「人を育み夢を育む未来につながるまちふっさ」の実現に向け、全身全霊の覚悟で挑み続けることをお誓い申し上げます。
問合せ:企画調整課企画調整担当
【電話】551・1528

