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令和3年度福生市の国民健康保険特別会計決算状況をお知らせします

10/23

東京都福生市

◆令和3年度決算の状況
令和3年度国民健康保険特別会計決算は、令和2年度に引き続き黒字となりました。これについては、前年度繰越金があったことなどが要因として考えられますが、一般会計からの5億8,500万円の赤字の補てんも行っており、結果的に黒字となったもので、依然として苦しい運営の状況は変わっていません。

◆加入世帯・被保険者数の状況
令和4年3月末現在、加入世帯数は9,845世帯、被保険者数は14,182人で、市全体に占める割合は、世帯数が約33%で被保険者数が約25%となっています。

◆歳入・歳出の状況
◇歳入(図1)
被保険者の皆さんに納めていただいた国民健康保険税は、歳入全体の約17%です。都支出金には、医療費分としての普通交付金が含まれており、約63%を占めています。また、一般会計から国民健康保険特別会計へ繰り入れられた金額(一般会計繰入金)は、全体の約15%にのぼり、この繰入金には、国民健康保険税のうち納められていない額(収入未済額)を補うための赤字補てん分が含まれています。

◇歳出(図2)
被保険者の皆さんへの現物給付および高額療養費などの現金給付を行う「保険給付費」は、支出全体の約64%を占めます。また、東京都に納める事業費納付金は約29%で、この納付金を納めることにより医療費全額が交付される仕組みとなっています。
現物給付とは、医療機関で受診する際の給付で、被保険者が医療機関の窓口で支払う医療費負担を除いた残りの医療費のことです。
現金給付とは、被保険者へ現金で支給されるもので、高額療養費のように医療費が一定額を超えた場合や療養費の一例で補装具を作った際などにかかった費用の7割分が支給されるなど、国民健康保険特別会計から被保険者に後日現金で支払われるものです。

◆国民健康保険被保険者の皆さんへ
令和3年度の歳入部分の国民健康保険税は約11億1,305万円となっていますが、そのうち前年度以前に収入未済となっていた保険税で納めていただいた分を除いた令和3年度現年度保険税のみでは約10億2,958万1千円になります。
本来見込まれていた収入予定額(調定額)は令和3年度現年分のみで約11億3,335万9千円で、収入予定額から実収入額を引くと約1億377万8千円になります。この金額が令和3年度末で未収となりました。現年度分収納率では、前年度の89.6%から令和3年度は90.8%となり、1.2ポイント上がっています。
もし、この1億377万8千円が納付されていれば、令和3年度は一般会計からの純粋な財源不足(赤字)補てん額は5億8,500万円ですので、財源不足(赤字)補てん額は4億8千万円ほどで済んでいたことになります。

◇納付にご協力を
被保険者の方が相互に手を取り合って支え合う「互助の精神」の実践が、国民健康保険の制度の維持につながります。なお、納期内納付が困難なときは、ご相談にも応じています。

◇保健事業の取り組みについて
「医療費のお知らせ」や「ジェネリック医薬品に関するお知らせ」、特定健診結果に基準を超えた数値がある方に医療機関への受診を促す通知などを、対象となる方に送付しています。
また、重複・頻回受診の方や、重複服薬の方の健康相談、糖尿病の重症化予防事業など、訪問型の事業を行っています。対象者には通知を送付し、参加者を募っていますので、積極的な参加をお願いします。

◇保険証の医療機関への提示について
保険証は医療機関等で保険適用の医療行為や調剤を受ける場合、必ず提示してください。保険証を提示しない場合や有効期限の過ぎた保険証を医療機関に提示した場合、保険適用による医療が受けられない場合がありますのでご注意ください。

問合せ:保険年金課保険年金係
【電話】551・1640

       

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