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■平和
ロシアのウクライナへの軍事侵攻から一年が経とうとしています。中国の領海侵入や北朝鮮の度重なるミサイル発射など世界情勢が混とんとするなか、世界中の人々が平和について思いを巡らせていることでしょう。
横田基地は、昭和15年に旧日本陸軍の多摩飛行場として設置されたことに始まり、終戦後に米軍に接収され、朝鮮戦争やベトナム戦争、また東日本大震災のトモダチ作戦などの歴史を経て現在に至っています。
基地の約46%は福生の土地であり、市民の方々は基地を通じてその時々の世界情勢を敏感に感じ取ってこられたのではないでしょうか。
唯一の被爆国である日本において、福生市は昭和45年に、戦争を防止し、核兵器のない人類永久の平和の確立を目指す「世界平和都市宣言」を行い、平成30年には「平和首長会議」に加盟するなど、平和に向けた取り組みを続けてきました。「平和のつどい」など、平和について知り、考えるきっかけ作りも行っています。このような時だからこそ、皆さんと共に平和について考えていきたいと思っています。