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歯科医師会だより

22/23

東京都福生市

■虫歯予防のフッ素のお話
虫歯予防と言えば「フッ素!!」。このことは今や常識となりつつありますが、「フッ素って何?」という方もいらっしゃると思いますので、フッ素について簡単にお話させていただきます。
フッ素(フッ素化合物)は私達の身の回りに多くあり、日常の飲料水やお茶、海産物等に含まれています。しかも、カルシウム、カリウム、ナトリウム等と同じく、体に必要な元素のうちの1つです。
なぜこのフッ素が虫歯予防に役立つかというと、歯の表面から取り込まれたフッ素が歯の耐酸性(歯は虫歯菌の生み出す酸に弱い)を強化するとともに、微少な歯の欠損の修復、虫歯菌の酸産生を抑制すると言われているからです。このことは世界中で認められていますが、実際には歯が汚れて汚いと取り込みも難しくなり、修復もできず効果を発揮することができません。歯がきれいな状態でないとフッ素の力が発揮できないのです。
フッ素も虫歯予防には重要なアイテムですが、まずは歯ブラシでしっかり歯の汚れを落とし、そのうえでフッ素の力に期待しましょう。

文責:平出(ひらいで)歯科医師

       

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