■みんなと共に生きる社会
障害者週間は、国民の間に広く障害者福祉についての関心と理解を深めるために設定されました。本期間は、障害者に対する理解と認識を深め、障害のある人も、ない人も、ともに暮らせる社会の実現に向かって一人ひとりが考える週間です。
福生市の状況:障害者手帳所持者数2,794人(令和6年4月現在)
◆01 ヘルプマーク
内部障害、難病患者、知的・精神障害等、援助や配慮(はいりょ)を必要としていることが外見では分からない人々が、周りに配慮が必要なことを知らせることで支援を受けやすくなるよう東京都により作成されたマークです。
配布場所:障害福祉課障害福祉係または福祉センター
◆02 災害対策
◇福祉避難所
災害時に避難所での集団生活が困難な場合がある強度行動障害者など特に配慮を必要とする障害者が、安心して避難できる福祉避難所を7か所確保しています。なお、利用対象者には市から直接周知しています。
◇障害者のための災害時避難行動マニュアル
障害者の方が災害時に自ら適切な避難行動をとれるよう作成しました。
配布場所:【HP】または市内公共施設
◇災害時の避難誘導「障害者を支援する時のポイント」
障害種別ごとにどのように支援すればよいかを分かりやすくまとめています。
配布場所:【HP】または市内公共施設
◆03 障害者週間イベント
広報ふっさ11月1日号をご参照ください。
◇作品展示・授産品販売
障害者施設利用者の作品展示、授産品の販売を行います。
場所:市役所1階ロビー北口玄関前等
◇精神科医から学ぶ「精神疾患の基礎とその支援」を開催します
障害者差別解消と精神障害をテーマにした講演会を行います。
◆04 相談窓口
◇基幹相談支援センター
地域の相談支援の拠点として総合的な相談業務を実施。
場所:市役所1階11番障害福祉課障害福祉係、相談支援係
内容:
・障害福祉係…手帳・手当・医療費助成等
・相談支援係…相談支援・サービス給付等
問合せ:
・障害福祉課障害福祉係【電話】551・1742
・相談支援係【電話】551・1691
◇心身障害児の就学相談
就学に関する相談業務を実施。
場所:子ども応援館
問合せ:教育支援課(教育相談室)
【電話】551・7700
◇福生市障害者自立生活支援センターすてっぷ
障害者の生活等に係る相談支援および就労支援を実施。
場所:福祉センター
問合せ:福生市障害者自立生活支援センターすてっぷ
【電話】539・3217【FAX】553・7532
◆05 理解促進
◇身体障害者補助犬同伴者への理解促進
公共施設をはじめ、飲食店、病院、宿泊施設など、さまざまな場所で補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)を受け入れることが、「身体障害者補助犬法」で義務付けられています。身体障害者補助犬を同伴している方の社会参加促進のため、ご理解、ご協力をお願いします。
なお、補助犬かどうかの確認が必要な場合、事業者は使用者に認定証等の提示を求めることができます。
問合せ:障害福祉課障害福祉係
【電話】551・1742
◇点字ブロックの上に自転車などを止めないで!
点字ブロックとは、視覚障害者を安全に誘導するために地面や床面に敷設(ふせつ)されているプレートのことです。点字ブロックの上に、自転車などの物が置かれていると、視覚障害者がぶつかったり、杖(つえ)を折ったりする危険がありますので、ご配慮をお願いします。
問合せ:道路下水道課管理・交通安全対策係
【電話】551・1969
◆お互いを理解することで創られる共生社会
髙﨑賢啓(たかさきよしひろ)さん
「共生社会」という言葉を聞くと、皆さんとても難しいことのように感じてしまうかもしれません。しかし、その意味は単に「障害を持つ人も社会の一員として、周りの人たちと支え合いながら生活する場所や環境のこと」ではないでしょうか。
障害と一言で言ってもさまざまです。できること、できないこともそれぞれ異なります。私自身、生活のほとんどを親やヘルパーの皆さんに介助してもらわなければなりません。ですが、パソコンを使用しての作業や電動車椅子(いす)で外出すること、相手とコミュニケーションを図ることができます。人それぞれが、自分にできることを活用して、少しでも社会に貢献できる機会や環境の確立が重要だと感じます。
「共生社会」の実現には「障害」について知ってもらうことが重要です。福生というまちは、いろんな方々が暮らしています。暮らし方やこれまでの経験、その人の背景などさまざまですが、福生に暮らしている「人」には変わりありません。自分のことを分かってもらうには、相手のことも理解しなければ始まりません。お互いに「認め合う」ことができれば、誰にでも寄り添える社会が自然と生まれるはずです。