■令和7年度市の主要施策紹介
◆重要施策
福生市総合計画(第5期)後期基本計画の初年度となることから、5つの施策の大綱ごとに紹介します。
(1)生み出す
コロナ禍を経て、インバウンド需要が急速に回復する中、人々の観光トレンドも変化していることから、本市における観光の在り方を明確に示し、観光施策のさらなる充実を図ることで、来街者の獲得、地域経済や産業の発展につなげるため、観光振興計画を策定します。
(2)守る
地域の防犯力の向上に資する取り組みとして、新たに町会・自治会や商店街が実施する防犯カメラ等の整備・維持管理および運用に係る費用や個人が防犯機器等を購入する費用の補助を実施します。
また、2月26日には「エコシティふっさ」の実現に向けて、温室効果ガス排出量を実質ゼロとする「福生市ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。引き続き、第2次福生市環境基本計画に基づき、諸施策を推進していきます。
(3)育てる
武蔵野台児童館に、日本語を母語としない子どもが安心して立ち寄ることができる「多文化キッズサロン」を新たに設置するとともに、子どもの居場所づくりの充実を図っていきます。
(4)豊かにする
4月から本格実施する重層的支援体制整備事業では、分野や属性を問わない相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援等をさまざまな支援関係機関と連携し包括的に実施することにより、地域共生社会に向けた体制を推進していきます。
(5)つなぐ
新たに返礼品付きふるさと納税制度を導入し、商工会や地域事業者などと連携して、魅力的な返礼品を生み出すことで市の魅力の向上・地域内経済の活性化、税外収入の獲得を図ります。
◇令和7年度予算編成
一般会計の予算規模は、295億9千万円で、前年度比59億5千万円、16.7%の大幅な減となっています。これは令和6年度において、都市施設整備基金などの3つの施設に係る基金を統合したことにより、歳入歳出ともに68億円ほどを計上したことが大きく、この基金の統合を除いた実質的な予算規模の287億4千万円と比較すると、人件費の上昇などにより8億5千万円の増となっています。
また、施設保全・改修計画に基づく公共施設の適正管理など、今後もさまざまな事業が予定されていることを踏まえると、新たな歳入の確保やさらなる経常経費の削減、DXによる市民の利便性の向上や事務の効率化などが必要不可欠であることから、健全な財政運営に向けて、着実に取り組んでいきます。
◇横田基地について
国の防衛や安全保障に関することは、国の専管事項ですが、だからこそ、基地の存在に起因するさまざまな問題は、基地周辺住民だけが犠牲(ぎせい)になるのではなく、広く国民全体の問題として捉え、国が責任を持ってその対策に万全を期すべきであるという考えに変わりはありません。
昨年の8月30日には、短時間に降った豪雨により、横田基地の消火訓練エリアから、PFOS(ピーフォス)等を含む泡消火薬剤の残留が含まれる水が溢れ出し、雨水排水溝に流入し、施設外へと流れ出たとの通知がありました。都や基地周辺5市1町でも連携して要請を行いましたが、私も防衛大臣に、市民が非常に不安を感じていることを直接申し入れ、12月20日に国、都および周辺市町による横田基地への立入りを実施し、消火訓練エリア周辺を視察するとともに、米側から説明を受けました。また、年末にはオスプレイの一時的な飛行見合わせが推奨され、その後飛行が再開されることもありました。
このような出来事により、市民の皆様も不安を感じていると思います。引き続き、都や基地周辺5市1町と連携し、基地対策に取り組んでいきます。
◆その他の主な施策
◇LINE公式アカウントリニューアル
4月からメニュー画面を一新し、リニューアルを行うLINE公式アカウントにおいて、生成AIを活用することにより、ホームページ上に掲載されている最新情報を収集し返答させることで、市民の利便性の向上と業務の効率化を図ります。
◇職員確保
新たに職員採用専用のページを市ホームページ内に作成し、職員募集のPR活動の強化を図ることで、質の高い市民サービスが提供できる体制を確保していきます。
◇マイナンバーカード管理システム導入
交付事務で、新たな事務手続きが始まっていることや有効期限に達する方の大幅な増加が見込まれているため、システムを導入し、マイナンバーカードの安定した管理運用を図ります。
◇樹木診断実施
多摩川堤防沿い(永田橋~睦橋)の桜について、老木化に伴う樹木等の健康状態や倒木等の危険性を把握するため、樹木診断を実施します。
◇補聴器購入費用助成
加齢を原因とした中等度難聴である高齢者に対し、補聴器購入費用を助成します。
◇保育所等への副食費一部給付
副食費(おかず代等)について、物価上昇以前の公定価格との差額分を市の独自事業として、保育所等に対し給付することで、保護者や保育所等の経済的負担を軽減します。
◇空家等対策
市内の空家等実態調査に取り組み、最新の市内の空家状況を確認することで、今後、危険空家等への対策等を推進し、住環境の向上等を図ります。
◇教育環境等整備
児童・生徒一人1台端末の更新への対応や令和8年度からの福生第一中学校7組の学びの多様化学校としての移設分校化、福生野球場の改良事業などを進めていきます。
◆結びに
先日行われました東京都市長会において、福生市長である私が第39代目の会長職に就任することが決まりました。令和7年5月1日からの2年間、26市の代表として多摩地域の振興にも力を尽くしていく所存でございます。以上で、令和7年度の施政方針といたします。
問合せ:企画調整課企画調整担当
【電話】551・1528