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9月1日は防災の日 共助の要「自主防災組織」を知ろう!

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東京都福生市

災害の被害を軽減するためには、「自助」「共助」「公助」が不可欠です。この3つがうまく連携することで効果的な防災対策を図ることができます。
自助:一人ひとりが自ら取り組むこと
共助:地域や身近にいる人同士が一緒に取り組むこと
公助:国や地方公共団体、警察や消防が取り組むこと
平成7年の阪神・淡路大震災では、地震によって約35,000人が生き埋めになりました。倒壊した建物から救出され生き延びることができた人の約8割にあたる約27,000人が家族や近所の住民などによって救出されており、「公助の限界」が明らかになりました。
そこで、大切になるのは「共助」であり、共助の要(かなめ)を担っているのが「自主防災組織」です。

◆地域を守る自主防災組織!
自主防災組織とは、「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識に基づき自主的に結成される防災組織です。福生市では、町会・自治会を単位として32地区の自主防災組織が活動しています。町会・自治会加入の有無に関わらずその地域に住んでいる皆さん全員が自主防災組織の一員です。

◇自主防災組織の役割
平常時:防災知識の普及・啓発、防災資機材の整理・点検、要配慮者の把握、防災訓練の実施など
災害時:情報の収集(安否確認含む)・近隣住民への伝達、初期消火活動、被災者の救出、避難誘導、避難所の運営など

◆地域の皆さん全員が「自主防災組織」の一員です!
◇本町第七地区 自主防災組織 副代表(本町第七町会 副会長) 間和恵(はざまかずえ)さん
女性は、仕事や家庭でも保育や介護に関わることが多く、女性の力や視点は避難所でもとても重要になると思います。
災害時の避難所は、自宅とは違いストレスの多い場所です。小さな子どもから高齢者まで、さまざまな方が避難してきたとき、地域の皆さんでお互いに助け合うことが必要だと思います。

◇福生市総務部(防災危機管理担当) 中岡保彦(なかおかやすひこ)参事
令和元年台風19号の際、福生市初の避難所運営等に約300人の職員を動員。勤務時間は24時間を超え、当時本部避難所対応部長だった私は共助の必要性を感じました。そのため、現在では平時からその運営について話し合う「避難所運営連絡会」の拡大を進めています。
自主防災組織は、要配慮者の避難誘導等も担っており、避難所運営では、地域の活動団体に協力要請を検討しています。ご協力をお願いします。

◇原ヶ谷戸地区 自主防災組織 代表(原ヶ谷戸町会会長) 郡司光志(ぐんじみつゆき)さん
防災訓練は年々参加者が減っています。いざ災害が発生したら手伝ってくれる方も多いかもしれませんが、日ごろから「どこに防災資機材があるのか」「地域にどんな人が住んでいるのか」などの情報を共有することができれば、助けられる命がもっと増えるはず。
ぜひ皆さん、身近な人を助けるためにも、地域のイベントや防災訓練に参加してほしいです。

◇南田園二丁目地区 自主防災組織 代表(南田園二丁目町会会長) 撰梅敏夫(よりうめとしお)さん
地域の活動は「支え合い」を目的の一つとしています。防災訓練の参加者は少ない一方で、「にぎわい」のイベントには多くの人が集まります。
同じ地域に住む人同士、日ごろから互いを知ることが「共助」の第一歩ですので、訓練などの「支え合い」のイベントにもぜひご参加ください。
防災・減災には、自宅での備蓄とともに、地域の人間関係を築くことも大切です。

問合せ:防災危機管理課
【電話】551・1638

■公助の取り組み
◇福生市・羽村市・瑞穂町合同 「緊急医療救護所設置訓練」を公立福生病院で同時実施
災害が発生した場合を想定し、緊急医療救護所の設置、トリアージ、診療等の訓練を実施することで、自治体職員、病院や地域の医師、歯科医師、薬剤師、看護師等が役割や災害時の救護体制等について理解するとともに、実際に被災した際の医療体制および地域住民の生命の維持に寄与することを目的としています。
今回、新たに福生市と公立福生病院の各災害対策本部間の通信訓練を実施し、連携強化を図ります。
注意事項:市民の皆さんは参加できません。
日時:10月5日(日) 午前9時30分~11時30分ごろ
場所:公立福生病院(立体駐車場)

問合せ:保健センター
【電話】552・0061

■共助の取り組み
◇ぜひご参加ください! 令和7年度福生市総合防災訓練
日時:10月5日(日) 午前9時~正午ごろ(雨天中止)
場所:
・メイン会場…第三小学校
・通常会場…市立小・中学校(第三小学校を除く)、防災食育センター
今年の福生市総合防災訓練は、メイン会場を第三小学校とし、大規模な地震が発生したとの想定で、市内11会場で避難所開設訓練等を実施します。
市民の皆さんは、午前9時のサイレンと同時に、ご自宅等で「姿勢を低く」「頭を守る」「動かない」という身を守る行動を行っていただき、その後、ガスの元栓や電気のブレーカーなどの確認をして、お近くの各訓練会場にお越しください。
内容:避難所開設訓練、避難所資機材組立訓練、応急給水訓練
その他:メイン会場では各関係機関による展示や災害時における活動の実演などを行います。
注意事項:訓練開始時に緊急地震速報の試験放送とサイレン吹鳴(すいめい)を行います。

◇CHECK 福生市総合防災訓練動画
令和6年度福生市総合防災訓練の様子を動画にしました。市民参加型の訓練を「活動の記録」、「児童参加型訓練」、「救助・放水演習」の3本に分けて紹介しています。
「初めて行くけどどんな雰囲気なんだろう」「どんなことをしているんだろう」と気になる方は、今年の防災訓練の参加前にぜひご覧ください!

問合せ:防災危機管理課
【電話】551・1638

       

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