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薬剤師会だより

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東京都福生市

■地震の準備、やっていますか?
日本は地震大国として知られています。古い地震の記録も残っており、たとえば西暦818年に北関東で発生したとされるM7級の「弘仁(こうにん)地震」が挙げられます。地震について「きっと来る、いつか来る」と言われ続ける一方で、「自分の地域はたぶん大丈夫だろう」と受け止めている方も少なくありません。
私たち福生市薬剤師会でも、福生病院や保健センター内での医療救護所の立ち上げ訓練を毎年行っています。訓練は土曜日の午後に実施することが多いのですが、ここで一度立ち止まって考えてみてください。
災害は訓練と違い、時間も天候も選びません。地震を思い浮かべると「日中」を想像しがちですが、実際には日が差していない時間帯や、雨天などの条件で起こることも十分にあります。近年の住宅は耐震・制震・免震などの基準により強く造られています。
それでも、地震後に生活で特に困りやすいのが「トイレ」です。食料はある程度我慢できても、トイレは我慢し続けることができません。災害対策というと、水・食料・常備薬が注目されますが、同じくらい重要なのが「非常用簡易トイレ」の備えです。トイレは意識しないと見落としがちですが、1日に5回程度は利用します。もし断水が起き、復旧まで仮に1週間かかった場合、1人あたり5回×7日時:35回のトイレが必要になります。体調を崩せば、回数はさらに増える可能性もあります。ご家族の人数にもよりますが、目安として最低でも100回分の簡易トイレを準備しておくことをおすすめします。
災害は起きないに越したことはありません。しかし、備えがあるだけで不安は小さくなり、行動は早くなります。今一度、身の回りの安全確認と、非常用簡易トイレの備蓄を進めてみることも大切になっていくかもしれません。

文責:大戸規彰(おおとのりあき)薬剤師

       

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