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-focus-福生人

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東京都福生市

■福生に恋した私の物語(ストーリー)
ベースサイドストリート
BIG MAMA ・ The MINT MOTELオーナー 広川恵(ひろかわめぐみ)さん

米軍横田基地に面した国道16号沿いに立ち並ぶ異国情緒あふれる店の数々。国際色豊かなまちである福生市の象徴のようなこの「ベースサイドストリート」の中で、ひときわ存在感を放つアメリカンアンティークショップ「BIG MAMA」とカフェ「The MINT MOTEL」。
今回の福生人では、この2つのお店のオーナーである広川恵さんにインタビューをしました。

◇BIG MAMAを始めたきっかけは?
高校卒業後、東京に憧れや夢を持って地元の今治(いまばり)から上京し、ガソリンスタンドの会社に就職したんです。その時の配属先が小作で、住んでいたのが国分寺。車通勤だったので、そこで途中にある福生の国道16号沿いのまち並みを知って、仕事帰りとか休日とかに通うようになりましたね。
3年くらい働いて、地元に戻ろうかどうしようかというタイミングで、中古カメラや楽器などの日本のアンティークを売っている「ナルニア」というお店に一目惚れしたんです。その時は特にスタッフの募集をしていたわけではなかったんですけど、「ここで働かせてほしい」と直談判し、働かせてもらうことになりました(笑)。
当時の日本は古着ブーム。ナルニアも古着屋の店舗が数店舗あって、私も手伝いでアメリカに古着の買い付けに行ったりしていたんです。そこで、アメリカ雑貨の存在を知り、いつかは雑貨だけでお店をやりたいなって思うようになりました。
しばらくして、ナルニアの倉庫として使用していた今のBIG MAMAの建物で、当初ここで楽器屋をオープンする予定だったのですが、アメリカンアンティークの専門店をやりたいと当時の社長に提案し、BIG MAMAがスタートしました。雑貨屋で働くことは子どものころからの夢だったので、不安とかは全くなく、ワクワクしかなかったですね。夢中になってやったのを覚えています。

◇お店の名前の由来は?
昔から音楽が好きで、特にブルースが大好きなんです。お店の名前はブルースの伝説的な女性シンガー「ビッグ・ママ・ソーントン」が由来です。誰でも読めるし、インパクトもあって覚えやすいですよね。私自身もそういう人を目指したいなって。
ミント(The MINT MOTEL)も同じで、オープンするだいぶ前から名前は決めていました。分かりやすくて忘れないのがいいなぁと。

◇The MINT MOTELの誕生までを教えてください
お店の構想自体はオープンする10年くらい前から考えていました。本当は名前のとおりアメリカにあるようなおしゃれなモーテルをやりたかったんです。実際にアメリカに行って、1950年代をコンセプトにした評判のモーテルに泊まったり、色々なまちをまわって参考にしましたね。
ミントの建物はもともと「テーラーK・ブラザーズ」というお店だったのですが、お店を辞められた後、2年くらいBIG MAMAの倉庫として使っていました。ちょうどそのころ30年来の友人がOLを辞めてケーキ屋をやりたいという話をしていて、それが私のミントの構想と合致したんですよ。彼女は昔からびっくりするくらいかわいいケーキを作っていたんです。
そして、私たちがお店を始めるということで、最初の6年くらいは昔のルームメイトや隣に住んでいた友人にも助けてもらいました。ミントは昔からの仲間で築き上げたお店なんです!
でも、飲食店の経営は未経験だったので、最初の1年は苦労しましたね。大変だけど精一杯やった。今考えると恥ずかしくなるエピソードもあるけど、こうやって笑って話せるのは成長した証拠ですかね。

◇ベースサイドストリートのお店同士のつながりは?
ナルニアのスタッフ時代に気の合う仲間3人でエリアマップを作ったりしました。ほかにもフリマを始めたり、15年くらい前には当時まだ日本であまりなかったレンタルサイクル「フクチャリ」もやったりしましたね。BIG MAMA、韮菜万頭(にらまんじゅう)、FUJIYAMA FURNITURE STORE、夕陽のTシャツの4店舗にサイクルポートを設置して。チラシはデザイナーの柳沢さんが作成してくれて、自転車屋さんやコカ・コーラなどがスポンサーになってくれました。
でも、当時はまちのためにというよりは、楽しいからやる、という感覚でしたね。仕事が終わって牛浜のジョナサンで深夜までよく話してました。みんな想いがあるからぶつかることもありましたけどね(笑)。面白いことをやっていると人が集まるし、仲間が広がっていきますね!

◇今後の目標は?
BIG MAMAって、実はこの時代にオンラインショップをやっていないんですよ。どこよりも早く、2002年くらいにオンラインショップを始めて、そこから5年くらい忙しくやっていたんですが、ピタってやめたんです。それはやっぱり、お店に来て流れる音楽だったり、お店の雰囲気を味わってほしいから。アメリカンアンティークの世界ってマニアックな世界。若いころは知識もそこまでなくて、ただ買い付けて売ることしかできなかった。でも今は知識も増えて、お客さんとディープな話ができる。常連さんからオーダーをもらって、コネクションを使って欲しい人のために手に入れて。今が一番楽しいですね。
最近、常連さんのお子さんが社会人になって親子二代で買いに来てくれることがあって、それがすごくうれしくて。でもK・ブラザーズなんかは親子三代で買いに来てたって言うんですよ。なのでBIG MAMAも親子三代を目標に頑張ります(笑)。
そして、ミント。私自身ミントを始めた時に、自分のお気に入りの喫茶店に通って、そこでいろいろ自分のやりたいことの構想を練っていました。ミントがそんな場所になればいいなって思います。実際、都内の人でここに来ていろいろやりたいことが膨らんで本当にお店を始めた人もいるみたいです。こういう人が少しでも増えるようなお店にしていきたいですね。

       

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